めふきの苑 事業報告

めふきの苑

平成28年度

平成28年度は昨年度からの利用者のケガや疾病による深刻な事態が続き、治療と介護支援に終始した一年であった。

同時に加齢による身体機能の衰え、行動障害の進行、夜間の徘徊、深刻な不眠、不穏症状を抱える利用者が増えてきたことにより、共に生活する利用者にとっては無論のこと、対応する職員にとっても過酷な日々となってきている。

特に行動障害を持つ利用者に対しては、県の強度行動障害基礎研修に3名、実践研修に1名が参加して、強度行動障害利用者に対する理解と知識獲得及び支援スキルの向上を図ってきた。しかしながら障害の特性は多様で、施設という限られた空間の中ではなかなか難しく、障害の緩和には至ってないのが現状である。

日中活動における内職作業はまずまずの参加者であるが、農作業については、身体の衰え等により継続の危機に瀕している。
毎週水曜日に外部講師を招き実施している絵画教室は参加者も多く好評である。
改めて、絵画という自由な活動の魅力もさることながら、多くの利用者が外部の方との出会いを求めていることを感じた。

坂東桜まつり、ゆうあいピック、合同キャンプ、将門マラソン、坂東市の障害福祉サービス利用者との交流カラオケなどイベント交流活動は積極的に参加をした。
遠足、夏祭り、運動会、クリスマス会等の行事も予定通り実施できた。特に運動会では、多くのご家族に参加いただき楽しいひと時を過ごすことができた。

職員補充については、ハローワーク、折り込み求人広告といった職員募集を行ったがうまく行かず、数少ない応募者についても育成する前に退職するといった状態が続いている。特に女子職員については応募すらない状態である。
引き続き求人活動を実施していくが、金銭待遇だけではなく環境を含め働く人にとって魅力ある職場づくりを事業所全体で取り組んでいく必要がある。

桐木ケアホームも4年目となり、ごみ集め、廃品回収等地域活動参加の機会も増えた。
世話人として近隣在住者の雇用も定着し、地域での認知、交流・協力も確実に増え、安定した運営ができている。
しかしながら、1泊旅行の実施や本体施設めふきの苑との連携は行事や防災訓練に留まり、相互施設利用は殆んどできず来年度の課題となった。(板垣)

平成27年度

平成27年度は前年度から継続している虐待防止の取組を実施した。朝礼時における職員行動規範の読み合わせ、虐待防止のアンケートの実施、法人役員による研修、外部講師を招いての勉強会、理事長によるヒヤリングと虐待防止に関する誓約等、利用者への虐待防止と積極的な人権擁護についてのあらゆる取組を実施した。

しかしながら、職員各々の認識度合いには温度差があり、利用者の権利擁護に主点を置いた支援の確立までには至らなかった。職員間の連携、新人職員の育成、定着についても、一致した見解と実行を行うことができなかった。

結果として、職員の退職等の異動が激しい一年であった。同時に職員採用と育成の重要性と難しさを痛感することになった。

給食部門についても、慢性的な職員不足により業務外部委託を余儀なくされた。このことに伴う労務処理が生じた。

外部委託に伴い、厨房設備の整備が求められ、機器の交換、新設購入を実施した。また業務の移管についても、年度いっぱいの時間を要した。

11月には虐待防止の取組を含む特別監査としての一般実地検査が実施された。大きな指摘はなかったが、当施設で作成した「虐待防止マニュアル」に基づき、勉強会等を通じて、引き続き職員全員の障害者虐待防止法に関する理解と危機管理意識の向上に努めることとの留意事項があった。

本年度は利用者の高齢化、或いは行動障害による重篤な怪我、疾病等が重なり、ご家族、医療、行政との連携のもとの対応が継続している。

ひとつひとつの対応が深刻かつ慎重を要するものであり、利用者、ご家族の意向を主点においた対応を心がけている。

重度高齢化による行動障害、疾病、ケガ等により農作業等の身体活動を伴う生産活動は大きく制限されることになった。

室内でできる比較的簡易な生産活動を充実させることにより、利用者の日常生活の実施の安定を図っている。

ゆうあいピック、合同キャンプ、将門マラソン、福祉まつり参加、坂東市の障害福祉サービス利用者との交流カラオケなどの地域交流活動はできる限り参加実施した。

遠足、夏祭り、運動会、クリスマス会等の行事も予定通り実施できた。特に運動会では、多くのご家族に参加いただき、利用者支援を含めた施設運営への理解と協力が深まった。

AED救命救急講習、新任職員の介護初任者研修、介護福祉士実務研修等など、利用者の高齢化に備えた、職員のスキルアップにも積極的に取り組むことができ、2名の介護福祉士資格取得を果たすことができた。資格取得はキャリアへの入り口であり、資格に恥じない福祉知識とスキルを身に付けることが重要であり、新任職員の育成に必要不可欠であることを認識してもらいたい。

桐木ケアホームも3年目となり、ごみ集め、廃品回収等地域活動参加の機会も増えた。

利用者1名が増え、5名となった。世話人として近隣在住者の雇用も定着し、地域での認知、交流・協力も確実に増え、安定した運営ができている。(板垣)

平成26年度

平成26年度上半期は平成25年度に引き続き関東ブロック障害施設職員研究茨城大会の障害者支援施設第二分科会(入所施設の重度高齢化に向けた取組み)の責任施設として発表開催及び終了報告に向け関係施設、機関との調整に追われた。肝硬変による食道静脈瘤という深刻な疾患を抱えながらも、本人、ご家族、職員、医療機関と連携のもと生活してきた利用者がご兄弟との外食中に吐血し帰らぬ人となった等、重度高齢化の中で入所施設が避けられない現実として、今後も対応しなければならない利用者の死という問題に直面する出来事であった。
通所生活介護重度利用者に対するケアについては、医療機関、ご家族と連携を取りながら、褥瘡、誤嚥対応等細心の注意を払い支援してきたが、在宅中に誤嚥のため帰らぬ人となった。改めて医療介護を含む支援を必要とする重度障害者に対する支援介護連携の難しさを感じた。
一方利用者活動は例年どおり内職、農作業等の生産活動を実施した。ゆうあいピック、合同キャンプ、将門マラソン、福祉まつり参加、坂東市の障害福祉サービス利用者との交流カラオケ、ボウリングなどの活動も実施した。
遠足、夏祭り、運動会、クリスマス会等の行事も予定通り実施できた。特に運動会では、多くのご家族に参加いただき、利用者支援を含めた施設運営への理解と協力が深まった。
AED救命救急講習、新任職員の介護初任者研修、介護福祉士実務研修等など、利用者の高齢化に備えた、職員のスキルアップにも積極的に取り組むことができ、6名の介護福祉士資格取得を果たすことができた。資格取得はキャリアへの入り口であり、資格に恥じない福祉知識とスキルを身に付けることが重要であり、新任職員の育成に必要不可欠であることを認識したい。
ケアホームも2年目となり、ごみ集め、廃品回収等地域活動参加の機会も増えた。
世話人として近隣在住者の雇用も定着し、地域での認知、交流・協力も確実に増えている。
新たに体験入所利用者も増え、継続的な利用に向けた試みをしている。(板垣)