めふきの苑 事業報告

めふきの苑

平成30年度

平成30年度事業報告(概要)
平成30年度も6名341日にも及ぶ入院があり、ご家族、医療機関との連携対応が重要な支援となりました。      
 また、精神疾病による不穏・不眠及び加齢による身体機能の衰えが歩行や排せつに影響を及ぼすようになり、夜間の介護・介助が欠かせないものとなりました。同時に介護・介助を受ける利用者の人権が損なわれることの無い適切な支援を求められました。
 特に行動障害を持つ利用者に対しての支援には、専門的な知識と技術が必須のものとなっています。
 平成28年度から県の強度行動障害基礎研修、実践研修を受講することにより、強度行動障害の理解と支援知識・技術の獲得と向上に努めてきました。今年度末で13名の強度行動障害基礎研修修了者と2名の実践研修修了者となりました。
 実践研修修了者のうち1名が国の強度障害者指導者研修を受講して、県研修の講師として役割を担っています。
 外部講師を招き実施している絵画教室はイエローフレンズ展での作品発表、音楽家による月2回の音楽教室はクリスマス会での合奏として成果を披露できました。ご高齢の利用者を中心としたノルディックウォーキングにより、歩くことによる健康増進の取組ができました。
 年度途中からのしずかの創造苑、丸太利用者の参加が始まり、活動内容がより活発となりました。
 桐木ケアホーム職員との連携のもとに実施したおやつ作りや刺し子教室も利用者に浸透して、活動日を待ちわびる状態でした。今では利用者の心の安定と楽しみのひとつとしての貴重な活動となっています。
 めふき職員と桐木ケアホーム職員が合同で実施した農作業は、作業になかなか集中できなかった利用者3、4名が中心となり、草取りや収穫など一年間を通じて活動できました。また、栽培した野菜の委託販売のための納品が一番の楽しみとなり、収穫と納品だけ参加する利用者もいました。
 坂東桜まつり、ゆうあいピック、将門マラソン、坂東市の障害福祉サービス利用者との交流カラオケなど、イベント交流活動は積極的に参加をしました。遠足、夏祭り、クリスマス会及び桐木ケアホームとの1泊旅行等の行事も予定通り実施できました。
 将門マラソンにはめふきの苑から10Kmに2名、5Kmに3名、桐木ケアホームから2名の参加ができました。めふきの苑1名、桐木ケアホーム1名は初参加でしたが、数カ月にわたる職員、利用者の地道な練習により、思った以上の好記録で全員が完走できました。
 1月から2月半ばまで日替わりでの発熱が続き、数名のインフルエンザ発症があり、通院対応に追われました。
 利用者の欠員補充については、短期入所を活用して6名の方の定着支援を実施した結果、平成31年1月から1名、4月から2名の入所が決まり、予定通りの補充ができました。
桐木ケアホームについても、2名の体験入所を通じて1名の入所が決まりました。
 施設整備においても、非常用発電機の取換に伴うキュピクル、貯水槽、グリストラップの土間及びフェンス工事により、安全でフラットな避難通路が確保でき、災害時の利用者の安全対策が充実しました。 (板垣)

めふきの苑

平成29年度

平成29年度も昨年、一昨年と続いて利用者の疾病対応が支援の重要な点となった。一年間で7名294日にも及ぶ入院があった。
疾病以外にも、加齢による身体機能の衰えが歩行や排せつに影響を及ぼすようになったた。そのため、昼間の活動支援だけではなく、夜間の介護・介助が欠かせないものとなった。

また、行動障害を持つ利用者に対しての専門的支援のニーズも高まり、男性職員の全員が県の強度行動障害基礎研修を受講し、強度行動障害を持つ利用者に対する理解と知識を高め、支援スキルの向上を図った。

行動障害や加齢による拘り、或いは集団生活の中で満たされない利用者の心模様が引き起こす利用者間の諍い対応のため、グループホームの体験利用を活用して、家庭的な雰囲気を味わうことにより心の安定を図り、生活に楽しみと潤いを持てるよう支援した。
同時に将来のグループホーム移行に向けたトレーニングを実施した。

毎週水曜日に外部講師を招き実施している絵画教室の他、新たにプロの音楽家による月2回程度の音楽教室、ご高齢の利用者を中心としたノルディックウォーキングを実施し、歩くことによる健康増進を図った。
いずれも外部講師であり、生活すべてを支援している職員とは違い新鮮な出会いとなっている。

坂東桜まつり、ゆうあいピック、将門マラソン、坂東市の障害福祉サービス利用者との交流カラオケなどイベント交流活動は積極的に参加をした。
遠足、夏祭り、運動会、クリスマス会等の行事も予定通り実施できた。特に運動会では、多くのご家族に参加いただき楽しいひと時を過ごすことができた。
年明けにはインフルエンザ、ノロウイルスの発症があり、特にノロウイルスにより1ヶ月間給食業務が行えず、朝食の菓子パン、昼、夕食の仕出し弁当対応 となり、不便を強いてしまった。
この感染症を契機に2名の利用者が体調を崩し、長期入院となっている。
職員補充については、年度内に1名、次年度に新卒1名、現職経験者1名が内定している。

桐木ケアホームについては、サービス管理責任者の急逝によりサービス管理責任者不在となったが、サービス管理責任者資格保持退職職員の再採用ができ、入居利用者ご本人及びご家族も戸惑うことなく引き継ぐことができた。
同時に支援員1名も追加採用ができ、入居者の休日支援を充実することができた。また、念願の1泊旅行についても、めふきから2名の利用者を迎え合計7名で実施できた。
めふきの苑との連携支援についてもケアホームの建物を活用した入浴、おやつつくり、めふきの畑を活用した農作業も開始できた。

施設整備については、完成が遅れていた浴室棟の増築工事も完了した。利用者の高齢化に備えた広い脱衣場、介護浴槽の完備した快適な浴室の提供ができた。業務用の洗濯機、乾燥機を備え、天候に左右されることなく清潔な衣類の提供ができるようになった。同時に職員業務の軽減も図ることができた。(板垣)

平成28年度

平成28年度は昨年度からの利用者のケガや疾病による深刻な事態が続き、治療と介護支援に終始した一年であった。

同時に加齢による身体機能の衰え、行動障害の進行、夜間の徘徊、深刻な不眠、不穏症状を抱える利用者が増えてきたことにより、共に生活する利用者にとっては無論のこと、対応する職員にとっても過酷な日々となってきている。

特に行動障害を持つ利用者に対しては、県の強度行動障害基礎研修に3名、実践研修に1名が参加して、強度行動障害利用者に対する理解と知識獲得及び支援スキルの向上を図ってきた。しかしながら障害の特性は多様で、施設という限られた空間の中ではなかなか難しく、障害の緩和には至ってないのが現状である。

日中活動における内職作業はまずまずの参加者であるが、農作業については、身体の衰え等により継続の危機に瀕している。
毎週水曜日に外部講師を招き実施している絵画教室は参加者も多く好評である。
改めて、絵画という自由な活動の魅力もさることながら、多くの利用者が外部の方との出会いを求めていることを感じた。

坂東桜まつり、ゆうあいピック、合同キャンプ、将門マラソン、坂東市の障害福祉サービス利用者との交流カラオケなどイベント交流活動は積極的に参加をした。
遠足、夏祭り、運動会、クリスマス会等の行事も予定通り実施できた。特に運動会では、多くのご家族に参加いただき楽しいひと時を過ごすことができた。

職員補充については、ハローワーク、折り込み求人広告といった職員募集を行ったがうまく行かず、数少ない応募者についても育成する前に退職するといった状態が続いている。特に女子職員については応募すらない状態である。
引き続き求人活動を実施していくが、金銭待遇だけではなく環境を含め働く人にとって魅力ある職場づくりを事業所全体で取り組んでいく必要がある。

桐木ケアホームも4年目となり、ごみ集め、廃品回収等地域活動参加の機会も増えた。
世話人として近隣在住者の雇用も定着し、地域での認知、交流・協力も確実に増え、安定した運営ができている。
しかしながら、1泊旅行の実施や本体施設めふきの苑との連携は行事や防災訓練に留まり、相互施設利用は殆んどできず来年度の課題となった。(板垣)

平成27年度

平成27年度は前年度から継続している虐待防止の取組を実施した。朝礼時における職員行動規範の読み合わせ、虐待防止のアンケートの実施、法人役員による研修、外部講師を招いての勉強会、理事長によるヒヤリングと虐待防止に関する誓約等、利用者への虐待防止と積極的な人権擁護についてのあらゆる取組を実施した。

しかしながら、職員各々の認識度合いには温度差があり、利用者の権利擁護に主点を置いた支援の確立までには至らなかった。職員間の連携、新人職員の育成、定着についても、一致した見解と実行を行うことができなかった。

結果として、職員の退職等の異動が激しい一年であった。同時に職員採用と育成の重要性と難しさを痛感することになった。

給食部門についても、慢性的な職員不足により業務外部委託を余儀なくされた。このことに伴う労務処理が生じた。

外部委託に伴い、厨房設備の整備が求められ、機器の交換、新設購入を実施した。また業務の移管についても、年度いっぱいの時間を要した。

11月には虐待防止の取組を含む特別監査としての一般実地検査が実施された。大きな指摘はなかったが、当施設で作成した「虐待防止マニュアル」に基づき、勉強会等を通じて、引き続き職員全員の障害者虐待防止法に関する理解と危機管理意識の向上に努めることとの留意事項があった。

本年度は利用者の高齢化、或いは行動障害による重篤な怪我、疾病等が重なり、ご家族、医療、行政との連携のもとの対応が継続している。

ひとつひとつの対応が深刻かつ慎重を要するものであり、利用者、ご家族の意向を主点においた対応を心がけている。

重度高齢化による行動障害、疾病、ケガ等により農作業等の身体活動を伴う生産活動は大きく制限されることになった。

室内でできる比較的簡易な生産活動を充実させることにより、利用者の日常生活の実施の安定を図っている。

ゆうあいピック、合同キャンプ、将門マラソン、福祉まつり参加、坂東市の障害福祉サービス利用者との交流カラオケなどの地域交流活動はできる限り参加実施した。

遠足、夏祭り、運動会、クリスマス会等の行事も予定通り実施できた。特に運動会では、多くのご家族に参加いただき、利用者支援を含めた施設運営への理解と協力が深まった。

AED救命救急講習、新任職員の介護初任者研修、介護福祉士実務研修等など、利用者の高齢化に備えた、職員のスキルアップにも積極的に取り組むことができ、2名の介護福祉士資格取得を果たすことができた。資格取得はキャリアへの入り口であり、資格に恥じない福祉知識とスキルを身に付けることが重要であり、新任職員の育成に必要不可欠であることを認識してもらいたい。

桐木ケアホームも3年目となり、ごみ集め、廃品回収等地域活動参加の機会も増えた。

利用者1名が増え、5名となった。世話人として近隣在住者の雇用も定着し、地域での認知、交流・協力も確実に増え、安定した運営ができている。(板垣)

平成26年度

平成26年度上半期は平成25年度に引き続き関東ブロック障害施設職員研究茨城大会の障害者支援施設第二分科会(入所施設の重度高齢化に向けた取組み)の責任施設として発表開催及び終了報告に向け関係施設、機関との調整に追われた。肝硬変による食道静脈瘤という深刻な疾患を抱えながらも、本人、ご家族、職員、医療機関と連携のもと生活してきた利用者がご兄弟との外食中に吐血し帰らぬ人となった等、重度高齢化の中で入所施設が避けられない現実として、今後も対応しなければならない利用者の死という問題に直面する出来事であった。
通所生活介護重度利用者に対するケアについては、医療機関、ご家族と連携を取りながら、褥瘡、誤嚥対応等細心の注意を払い支援してきたが、在宅中に誤嚥のため帰らぬ人となった。改めて医療介護を含む支援を必要とする重度障害者に対する支援介護連携の難しさを感じた。
一方利用者活動は例年どおり内職、農作業等の生産活動を実施した。ゆうあいピック、合同キャンプ、将門マラソン、福祉まつり参加、坂東市の障害福祉サービス利用者との交流カラオケ、ボウリングなどの活動も実施した。
遠足、夏祭り、運動会、クリスマス会等の行事も予定通り実施できた。特に運動会では、多くのご家族に参加いただき、利用者支援を含めた施設運営への理解と協力が深まった。
AED救命救急講習、新任職員の介護初任者研修、介護福祉士実務研修等など、利用者の高齢化に備えた、職員のスキルアップにも積極的に取り組むことができ、6名の介護福祉士資格取得を果たすことができた。資格取得はキャリアへの入り口であり、資格に恥じない福祉知識とスキルを身に付けることが重要であり、新任職員の育成に必要不可欠であることを認識したい。
ケアホームも2年目となり、ごみ集め、廃品回収等地域活動参加の機会も増えた。
世話人として近隣在住者の雇用も定着し、地域での認知、交流・協力も確実に増えている。
新たに体験入所利用者も増え、継続的な利用に向けた試みをしている。(板垣)